おもしろ路線探訪<JR仙山線> [鉄道(実物)]
近場の「おもしろ駅探訪」シリーズの対象が枯渇しましたので、姉妹版を立ち上げました。
ちょっと珍しい路線を訪ねる第10回目は「JR仙山線」で、
(画像は「作並」にて撮影の、E721系4連の交換風景)
どこが珍しいかと申しますと
①隣接県の県庁所在地同士を直接結び、かつその両都市
のみで完結するJR路線はここだけ
②日本で最初の交流電化路線
③「羽前千歳」駅にて標準軌の奥羽本線と平面交差する
点です。
仙台と山形を結ぶJR仙山線は、両市以外の市町村を通らず、また2都市間のみで完結していて、そういうパターンの路線は
日本でここだけなんだとか...
2番目の話題は
電化の移り変わりで、まず1937年(昭和12年)の全通時に、「作並」~「山寺」間が直流電化されました。
これは、県境を貫く仙山トンネルが当時、丹那トンネルに次いで日本第3位(5,361m)と長く、排煙が難しかったためです。
↓は「作並」駅に到着するED17牽引の列車で、この画像を含め今回ネットから沢山お借りしました m(__)m
大体同じ位置で管理人が撮った画像がこちらで、「山形」始発「仙台」行きE721系4連が3番のりばに進入する所です。
当時の作並機関区にはED14や
後にはED60の姿も見られ
仙台方面は非電化でしたので、転車台も有りました。
↓は「作並」駅から「山形」方面に一寸行った所で、鉄アングルを組んだ架線柱が見え、ひょっとして直流電化当時のものか?
1955年(昭和30年)、「陸前落合」~「熊ヶ根」3駅間が日本で初めて交流電化され、その2年後「仙台」~「作並」間に拡大し営業運転を開始しています。
(「作並」駅1番のりば中央の「交流電化発祥地」の碑)
試験機のED91が牽引し仙台方面へ向かう列車と
機関区には、直流釜(左)と交流釜(右)が同居していました。
こちらは日本初の交直切替地上設備で
以前「黒磯」で見掛けたのと同じです(2013年1月7日記事)。
1960年(昭和35年)には「山形」~「山寺」間が直流電化。
さらに1968年(昭和43年)には同区間が交流に変更されて、現在の形になりました。
3番目の話題は
「羽前千歳」駅における奥羽本線との平面交差で、山形新幹線・奥羽本線(標準軌)と仙山線(狭軌)はこの駅の先で平面交差し左右が入れ替わります。
こちらは仙山線「山形」行きE721系4連が出発する所で、
平面交差部に差し掛かり
横断中の図
(左手には冒進を防ぐための安全側線が)
通過完了
次は駅を出て南側の踏切から見た所で、ポイントマシンが4つ付いていました。
(赤・黒線部分が可動式で、この状態は奥羽本線側が通行可)
「羽前千歳」駅に停まらない山形新幹線「つばさ」の通過速度を上げるための工夫か?と思いましたが、
在来線の平面交差は番手が8番以上の場合、この方式を採用するんだとか(以上、2015年6月17日記事から抜粋・編集)。
その後2016年10月17日に先頭車窓動画を撮りましたので、最後に載せておきます。
足を踏ん張っていましたが揺れが大きく、見苦しい点はご容赦下さい m(__)m
ちょっと珍しい路線を訪ねる第10回目は「JR仙山線」で、
(画像は「作並」にて撮影の、E721系4連の交換風景)
どこが珍しいかと申しますと
①隣接県の県庁所在地同士を直接結び、かつその両都市
のみで完結するJR路線はここだけ
②日本で最初の交流電化路線
③「羽前千歳」駅にて標準軌の奥羽本線と平面交差する
点です。
仙台と山形を結ぶJR仙山線は、両市以外の市町村を通らず、また2都市間のみで完結していて、そういうパターンの路線は
日本でここだけなんだとか...
2番目の話題は
電化の移り変わりで、まず1937年(昭和12年)の全通時に、「作並」~「山寺」間が直流電化されました。
これは、県境を貫く仙山トンネルが当時、丹那トンネルに次いで日本第3位(5,361m)と長く、排煙が難しかったためです。
↓は「作並」駅に到着するED17牽引の列車で、この画像を含め今回ネットから沢山お借りしました m(__)m
大体同じ位置で管理人が撮った画像がこちらで、「山形」始発「仙台」行きE721系4連が3番のりばに進入する所です。
当時の作並機関区にはED14や
後にはED60の姿も見られ
仙台方面は非電化でしたので、転車台も有りました。
↓は「作並」駅から「山形」方面に一寸行った所で、鉄アングルを組んだ架線柱が見え、ひょっとして直流電化当時のものか?
1955年(昭和30年)、「陸前落合」~「熊ヶ根」3駅間が日本で初めて交流電化され、その2年後「仙台」~「作並」間に拡大し営業運転を開始しています。
(「作並」駅1番のりば中央の「交流電化発祥地」の碑)
試験機のED91が牽引し仙台方面へ向かう列車と
機関区には、直流釜(左)と交流釜(右)が同居していました。
こちらは日本初の交直切替地上設備で
以前「黒磯」で見掛けたのと同じです(2013年1月7日記事)。
1960年(昭和35年)には「山形」~「山寺」間が直流電化。
さらに1968年(昭和43年)には同区間が交流に変更されて、現在の形になりました。
3番目の話題は
「羽前千歳」駅における奥羽本線との平面交差で、山形新幹線・奥羽本線(標準軌)と仙山線(狭軌)はこの駅の先で平面交差し左右が入れ替わります。
こちらは仙山線「山形」行きE721系4連が出発する所で、
平面交差部に差し掛かり
横断中の図
(左手には冒進を防ぐための安全側線が)
通過完了
次は駅を出て南側の踏切から見た所で、ポイントマシンが4つ付いていました。
(赤・黒線部分が可動式で、この状態は奥羽本線側が通行可)
「羽前千歳」駅に停まらない山形新幹線「つばさ」の通過速度を上げるための工夫か?と思いましたが、
在来線の平面交差は番手が8番以上の場合、この方式を採用するんだとか(以上、2015年6月17日記事から抜粋・編集)。
その後2016年10月17日に先頭車窓動画を撮りましたので、最後に載せておきます。
足を踏ん張っていましたが揺れが大きく、見苦しい点はご容赦下さい m(__)m
鉄腕原子さん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-04-21 07:24)
やなぼーさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-04-21 07:28)
tochiさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-04-21 07:28)
YUTAじい さん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-04-21 07:50)
いっぷくさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-04-21 08:01)
川崎工場長さん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-04-21 08:02)
KENT0mgさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-04-21 11:04)
ribonribonさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-04-21 11:05)
濱の寅次郎さん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-04-21 11:05)
燕っ子さん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-04-21 14:06)
ありささん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-04-22 07:01)
sugoimonoさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-04-22 07:01)
@ミックさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-04-22 07:01)
仙山線電化の歴史ではない。
電化の歴史、仙山線にあり!!
これは、一冊の本になりますね。
by hanamura (2017-04-22 07:41)
hanamuraさん nice! コメントありがとうございます。
戦前にこれだけのものを作ったと言うことは仙山間の輸送が重視されて
いたんですかね?(仙台付近の東北本線は艦砲射撃圏内ですから)
調べたのですが、なぜ交流電化の試験線に仙山線が選ばれたのか
理由が分かりませんでした(^^;
by 常武鉄道 (2017-04-22 08:02)
Y.Tachiさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-04-23 07:35)
ぷっぷくさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-04-23 07:35)
mwainfoさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-04-23 07:36)
ネオ・アッキーさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-04-23 17:04)
ぼんぼちぼちぼちさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-04-23 17:05)
NO14Ruggermanさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-04-25 15:47)
フジトモさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-04-26 07:35)