おもしろ路線探訪<リニモ> [鉄道(実物)]
近場の「おもしろ駅探訪」シリーズの対象が枯渇しましたので、姉妹版を立ち上げました。
ちょっと珍しい路線を訪ねる第11回目は「リニモ」(正式名称は愛知高速交通東部丘陵線)で、
(画像は、「八草」駅に着くリニモ100形3連トップナンバー車)
どこが珍しいかと申しますと、
日本初の、常電導吸引型による磁気浮上式の常設実用軌道
という点です(画像は、2017年3月9日に撮影) 。
「藤が丘」~「八草(やくさ)」間の8.9キロを結ぶリニア路線が
愛知万博に合わせ、2005年(平成17年)に開業しました。
こちらが万博会場最寄の「愛・地球博記念公園」駅で、
フルスクリーンタイプのホームドアに覆われ、
朝7時台は、7~8分間隔で列車がやって来ます。
(ガラス越しに「藤が丘」方を動画撮影)
軌道は、こんな形をしており
<①レール(茶色の部分 : 鉄製)>
浮上系が故障した時は車体下部のローラーがここに接地して、推進系が生きていれば最寄駅まで自走するんだとか。
<②リアクションプレート(銀色の部分 : アルミ製)>
LIM(リニア・インダクション・モーター)の二次側
<③剛体架線(アルミ製)>
直流1500Vを供給(反対側に極性を変えてもう1本)。
調べましたら基本的は仕組みはこんな感じで、
下側の電磁石がレールに吸い付こうとする力を使って、車体が浮き上がる方式でした。
ギャップセンサによりレールと電磁石との距離を測定し、秒当り4,000回演算を行って空隙を8mmに保つんだそうです。
また、レールと電磁石はU字形に対向していて車体に横向きの「案内力」が働き、常にレールから逸脱しないんだとか...
こちらは「愛・地球博記念公園」駅から「八草」方面を見た所で、車両基地へ続く中線(赤矢印)が有りました。
左端の青矢印と右端(列車接近中)が本線。 中線のポイントは左本線側に向いた状態です。
高架を降りた中線(前方が「愛・地球博記念公園」駅)の先が
車両基地になりますが、ラッシュ仕業に出払っていて1編成しか見当たりません(保守が楽なので、予備車が少ない?)
またここには、愛知高速交通の本社も有りました。
次は終点の「八草」駅で、
愛知環状鉄道(右端がその駅舎)に接続します。
リニモ起点「藤が丘(地下)」駅のホーム終端側はすぐ車止めになりますが、
「八草」は引き上げ線が延びていました。
お客さんを降ろした列車はそのまま前進し
上り線に転線
奥まで進んで停止
やがて2番のりばへ進入して客扱いを始めます。
帰りは「藤が丘」まで、前方車窓を満喫して行きました
(運転装置は有るものの、蓋をした状態)
2駅間だけ動画を撮りましたが、
青の区間は高速走行を、赤の区間では2箇所の直角カーブの静粛性と急勾配を降りる様子をご覧いただけます。
高速時は回生ブレーキ、低速時はLIMを逆相で駆動、そして
停止時はレールを掴む油圧ブレーキが作動するんだとか...
万博後乗客数が低迷していたリニモですが、近年長久手市の人口増加が著しく、一昨年度(平成27年度)開業以来初めて、営業・経常ともに黒字になったそうで良かったですね。
ちょっと珍しい路線を訪ねる第11回目は「リニモ」(正式名称は愛知高速交通東部丘陵線)で、
(画像は、「八草」駅に着くリニモ100形3連トップナンバー車)
どこが珍しいかと申しますと、
日本初の、常電導吸引型による磁気浮上式の常設実用軌道
という点です(画像は、2017年3月9日に撮影) 。
「藤が丘」~「八草(やくさ)」間の8.9キロを結ぶリニア路線が
愛知万博に合わせ、2005年(平成17年)に開業しました。
こちらが万博会場最寄の「愛・地球博記念公園」駅で、
フルスクリーンタイプのホームドアに覆われ、
朝7時台は、7~8分間隔で列車がやって来ます。
(ガラス越しに「藤が丘」方を動画撮影)
軌道は、こんな形をしており
<①レール(茶色の部分 : 鉄製)>
浮上系が故障した時は車体下部のローラーがここに接地して、推進系が生きていれば最寄駅まで自走するんだとか。
<②リアクションプレート(銀色の部分 : アルミ製)>
LIM(リニア・インダクション・モーター)の二次側
<③剛体架線(アルミ製)>
直流1500Vを供給(反対側に極性を変えてもう1本)。
調べましたら基本的は仕組みはこんな感じで、
下側の電磁石がレールに吸い付こうとする力を使って、車体が浮き上がる方式でした。
ギャップセンサによりレールと電磁石との距離を測定し、秒当り4,000回演算を行って空隙を8mmに保つんだそうです。
また、レールと電磁石はU字形に対向していて車体に横向きの「案内力」が働き、常にレールから逸脱しないんだとか...
こちらは「愛・地球博記念公園」駅から「八草」方面を見た所で、車両基地へ続く中線(赤矢印)が有りました。
左端の青矢印と右端(列車接近中)が本線。 中線のポイントは左本線側に向いた状態です。
高架を降りた中線(前方が「愛・地球博記念公園」駅)の先が
車両基地になりますが、ラッシュ仕業に出払っていて1編成しか見当たりません(保守が楽なので、予備車が少ない?)
またここには、愛知高速交通の本社も有りました。
次は終点の「八草」駅で、
愛知環状鉄道(右端がその駅舎)に接続します。
リニモ起点「藤が丘(地下)」駅のホーム終端側はすぐ車止めになりますが、
「八草」は引き上げ線が延びていました。
お客さんを降ろした列車はそのまま前進し
上り線に転線
奥まで進んで停止
やがて2番のりばへ進入して客扱いを始めます。
帰りは「藤が丘」まで、前方車窓を満喫して行きました
(運転装置は有るものの、蓋をした状態)
2駅間だけ動画を撮りましたが、
青の区間は高速走行を、赤の区間では2箇所の直角カーブの静粛性と急勾配を降りる様子をご覧いただけます。
高速時は回生ブレーキ、低速時はLIMを逆相で駆動、そして
停止時はレールを掴む油圧ブレーキが作動するんだとか...
万博後乗客数が低迷していたリニモですが、近年長久手市の人口増加が著しく、一昨年度(平成27年度)開業以来初めて、営業・経常ともに黒字になったそうで良かったですね。
今週、リニア鉄道館へ行って、勉強してきます!
by hanamura (2017-07-17 07:13)
hanamuraさん nice! コメントありがとうございます。
そうですか~ いよいよですか~ 一杯楽しんでらして下さい(^^)
私は来週、京都鉄博に行って来ます。
by 常武鉄道 (2017-07-17 07:19)
@ミックさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-07-17 07:20)
やなぼーさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-07-17 07:24)
tochiさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-07-17 07:25)
YUTAじい さん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-07-17 08:45)
鉄腕原子さん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-07-17 08:46)
マルコメさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-07-17 14:13)
siroyagi2さん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-07-17 16:25)
りんこうさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-07-17 17:49)
takaさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-07-18 15:00)
トータンさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-07-18 15:00)
川崎工場長さん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-07-18 15:01)
sugoimonoさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-07-18 15:06)
ネオ・アッキーさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-07-20 08:15)
あおたけさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-07-20 08:16)
SANPOJINさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-07-20 10:59)
tommy88さん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-07-20 11:21)
okin-02さん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-07-20 14:45)
燕っ子さん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-07-21 04:48)
あるまーきさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-07-22 04:43)
フジトモさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-07-22 13:57)
ぷっぷくさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2017-07-23 14:58)