おもしろ路線探訪＜大井川鉄道井川線＞ [鉄道(実物)]
毎月１３日は「よくあるご質問コーナー」の定期更新日ですが、２０１２年６月から記事の場所を１日に移しています(１日の５番目の記事)。
近場の「おもしろ駅探訪」シリーズのネタが枯渇気味なので、姉妹版を立ち上げました。
ちょっと珍しい路線を訪ねる第１８回目は大井川鉄道の井川(いかわ)線で、
(↓制御客車クハ６０１を先頭に、終点「井川」に到着した所)
どこが珍しいかと申しますと
①電源開発の資材運搬線として開業したため、車両がユニーク
②日本で唯一のアプト区間を持つ
と言った点です。
(なお画像は、２０１９年４月４日と９月３０日に撮影したものを使用）
当鉄道は大井川水系の電源開発資材運搬用に建設され、東海道本線と貨車を直通出来る様、軌間が１０６７ｍｍに統一されています。
(因みに黒部峡谷鉄道は７６２ｍｍゲージ)
軌間は同じでも、車両限界は大井川本線(「千頭」駅の１６０００系２連)と
井川線(「井川」にてディーゼル釜のＤＤ２０４他)では大きく異なり
理由は、井川線は元々７６２ｍｍで開業し、その後１０６７ｍｍに改軌したためなんだとか。
次に、井川線で使われる車両を詳しく見ていきましょう。
管理人が乗ったのは「千頭」駅６番のりば発の客車列車で、先頭がクハ６０１
その後ろにスロフが４両連結され
最後尾にディーゼル釜のＤＤ２０４と言う６両編成でした。
終点「井川」まで登り勾配が続くので、安全と連結器の負荷を軽減すべく、釜は往復とも谷側に付きます。
客車の台車は貨車用のアーチバー形なので、乗り心地と騒音が．．．![[もうやだ～（悲しい顔）]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/143.gif)
連結器①は通常の３／４程のサイズで、その右にエアーホース②と総括制御用の取り回しケーブル③が付いていました。
客車の長さは１１ｍで、ドアは中央１箇所のみ。形式名が「フ」(緩急車)なのでハンドブレーキが備わっています。
こちらは別の車両で、右上の箱の車内放送装置は各車に付いていました。
車掌さんは客車間の通り抜けが出来ない(駅停車時に移動)ので、どの車両からも放送可能な仕組みになっています。
スロフの車内はクロスシートで、スハフだとロングシートになる模様
次はアプト区間の話題で
長島ダム建設に際し、上流の線路が水没するため高所に付け替えた結果
生じた９０パーミル急勾配に対処すべく、「アプトいちしろ」～「長島ダム」の間にアプト式が採用されました。
列車が「アプトいちしろ」に着くと、側線で待っていた日立製ＥＤ９０形重連が後部に連結され、
台車を見ますとモーターが剥き出しで①が動輪用、②がラックレールと噛み合う歯車用かと思われます。
出発前に最後尾から１枚パチリ
後方の釜は全て、先頭のクハの運転士さんが総括制御します。
(復路は、運転士さんはＥＤ９０に乗務)
アプト区間では架線柱(ここだけ電化)との対比で、９０パーミル勾配が実感出来ました![[わーい（嬉しい顔）]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
次駅「長島ダム」にて補機を切り離しますが、作業中の小柄な女性運転士さんはディーゼル釜とアプト釜双方の運転免許保有者だそうです(ご立派)。
切り離された補機は側線に入り、復路の列車が来るまで暫しの休憩に．．．
近場の「おもしろ駅探訪」シリーズのネタが枯渇気味なので、姉妹版を立ち上げました。
ちょっと珍しい路線を訪ねる第１８回目は大井川鉄道の井川(いかわ)線で、
(↓制御客車クハ６０１を先頭に、終点「井川」に到着した所)
どこが珍しいかと申しますと
①電源開発の資材運搬線として開業したため、車両がユニーク
②日本で唯一のアプト区間を持つ
と言った点です。
(なお画像は、２０１９年４月４日と９月３０日に撮影したものを使用）
当鉄道は大井川水系の電源開発資材運搬用に建設され、東海道本線と貨車を直通出来る様、軌間が１０６７ｍｍに統一されています。
(因みに黒部峡谷鉄道は７６２ｍｍゲージ)
軌間は同じでも、車両限界は大井川本線(「千頭」駅の１６０００系２連)と
井川線(「井川」にてディーゼル釜のＤＤ２０４他)では大きく異なり
理由は、井川線は元々７６２ｍｍで開業し、その後１０６７ｍｍに改軌したためなんだとか。
次に、井川線で使われる車両を詳しく見ていきましょう。
管理人が乗ったのは「千頭」駅６番のりば発の客車列車で、先頭がクハ６０１
その後ろにスロフが４両連結され
最後尾にディーゼル釜のＤＤ２０４と言う６両編成でした。
終点「井川」まで登り勾配が続くので、安全と連結器の負荷を軽減すべく、釜は往復とも谷側に付きます。
客車の台車は貨車用のアーチバー形なので、乗り心地と騒音が．．．
連結器①は通常の３／４程のサイズで、その右にエアーホース②と総括制御用の取り回しケーブル③が付いていました。
客車の長さは１１ｍで、ドアは中央１箇所のみ。形式名が「フ」(緩急車)なのでハンドブレーキが備わっています。
こちらは別の車両で、右上の箱の車内放送装置は各車に付いていました。
車掌さんは客車間の通り抜けが出来ない(駅停車時に移動)ので、どの車両からも放送可能な仕組みになっています。
スロフの車内はクロスシートで、スハフだとロングシートになる模様
次はアプト区間の話題で
長島ダム建設に際し、上流の線路が水没するため高所に付け替えた結果
生じた９０パーミル急勾配に対処すべく、「アプトいちしろ」～「長島ダム」の間にアプト式が採用されました。
列車が「アプトいちしろ」に着くと、側線で待っていた日立製ＥＤ９０形重連が後部に連結され、
台車を見ますとモーターが剥き出しで①が動輪用、②がラックレールと噛み合う歯車用かと思われます。
出発前に最後尾から１枚パチリ
後方の釜は全て、先頭のクハの運転士さんが総括制御します。
(復路は、運転士さんはＥＤ９０に乗務)
アプト区間では架線柱(ここだけ電化)との対比で、９０パーミル勾配が実感出来ました
次駅「長島ダム」にて補機を切り離しますが、作業中の小柄な女性運転士さんはディーゼル釜とアプト釜双方の運転免許保有者だそうです(ご立派)。
切り離された補機は側線に入り、復路の列車が来るまで暫しの休憩に．．．
＠ミックさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2020-04-13 07:20)
tochiさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2020-04-13 07:21)
鉄腕原子さん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2020-04-13 08:13)
ＹＵＴＡじい さん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2020-04-13 08:14)
ありささん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2020-04-13 09:43)
川崎工場長さん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2020-04-13 12:53)
ma2ma2さん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2020-04-13 14:41)
いっぷくさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2020-04-13 14:42)
TYPESさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2020-04-13 17:09)
トータンさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2020-04-14 04:11)
ぷっぷくさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2020-04-15 07:22)
燕っ子さん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2020-04-15 08:36)
takaさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2020-04-16 04:02)
ネオ・アッキーさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2020-04-16 04:03)
フジトモさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2020-04-16 07:50)
ぼんさんさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2020-04-16 08:57)
U3さん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2020-04-17 04:01)
芝浦鉄親父さん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2020-04-18 04:16)
hideta-oさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2020-04-20 07:25)
iko4wdさん nice! ありがとうございます。
by 常武鉄道 (2020-04-20 11:25)