おもしろ駅探訪(過去記事その5) [鉄道(実物)]
過去に掲載しました「おもしろ駅探訪」シリーズの閲覧場所⑤で2017年9月以降の記事を集めました。
なお、それ以前の記事は「過去記事その4~1」に有ります。
(「その3~1」は、2017年9月1日に最終掲載)
9月に近鉄「尺土(しゃくど)」と名鉄「太田川」駅を追加しました。
<太田川 2017年9月25日>
(画像は、2013年8月26日と2017年3月9日に撮影)
2011年(平成23年)に名鉄初の3層高架駅に生まれ変わり、常滑線と河和線の交差支障と、付近の踏切が無くなりました。
駅西側から南方を見た所で、3階の「河和」方面の高架が一見途切れている様に見えるのは、左にカーブしているためです。
振り返って駅舎中央部をパチリ(中程が西口エントランス)
配線は概略こんな感じ(一部省略)で、
常滑線・河和線とも、緩急接続が可能な構造になっていました。
2階部分は(「名鉄名古屋」方から見て)左端から順に1番~4番のりば、そして3番/4番のりばの上が5番/6番のりば。
ホームの南側には、直進する常滑線、左にカーブする河和線(下り)、3階に入るカーブの河和線(上り)が、
反対の北側では、3階から降りてきて常滑線(上り)に合流する配線(矢印)が見えます。
次は3階(「名鉄名古屋」方から見た左5番、右6番のりば)で、
緩急接続が無い場合は、6番のりばに入線していました。
(列車は、「金山」行き普通6800系2連です)
こちらはホーム南端からの眺望で、
偶々、「河和」方面に向かう列車(後撃ち)が見えました。
次は反対の北側で、この先2階へ降りて常滑線に合流します。
3層構造の駅は、以前に(京急)蒲田(2013年9月7日記事)を取り上げましたが、構造的に違うので触れ直す事にしました。
こちらは総3階建ての京急一の巨大駅で、
2線が接続し緩急接続を行う点は「太田川」と同じですが、配線構造は大きく異なります。
1階が駅舎、2階が上り線(品川方面行き)ホーム
3階が下り線(横浜方面行き)ホームになり
1番線/4番のりばは空港線方面、
2番線/5番のりばは緩急接続時、普通列車が退避、
3番線/6番のりばは本線用
「太田川」には存在しない、ここで方向転換する第3の運転系統(黄色の線)が有るため、
この様な形にならざるを得なかったのでは、と本稿を書きながら思いました。
「品川」方末端から見た3番のりば(右)で、ここから普通列車に乗り換えるには18m×12両分歩かなければならず、
(前後の緩急接続駅「(京急)川崎」「平和島」乗り換えが正解)
左手1番のりばの羽田空港行きの列車(8両編成)に乗り換える場合も、4両分歩くことに...
最後は恒例の、1番のりばから順に発着列車の羅列です。
<1番のりば>
河和線「河和」行き普通6000系4連
回送の3100系2連(後撃ち)
<2番のりば>
常滑線「常滑」行き普通3500系4連
河和線「河和」行き急行6500系4連の後撃ち
以下2枚は3番のりば側から撮った後撃ちですが、柱が有ってスッキリ撮れません
常滑線経由空港線直通「中部国際空港」行き特急2200系6連
河和線経由知多新線直通「内海」行き急行5000系4連
<3番のりば>
常滑線経由名古屋本線直通「名鉄岐阜」行き特急2200系6連
常滑線/名古屋本線/犬山線経由広見線直通「新可児」行き準急6500系4連
<4番のりば>
当駅止まりの3100系2連
<5番のりば>
河和線(上り)の待避列車が入る様ですが、管理人が訪問した平日の13時台は見られませんでした。
<6番のりば>
常滑線/名古屋本線経由犬山線直通「新鵜沼」行き急行の5000系4連
常滑線経由名古屋本線直通「金山」行き普通6500系4連の
後撃ち
最後は、6番のりばに到着する常滑線経由名古屋本線直通
「名鉄名古屋」行き特急5700系4連の動画です。
<尺土(しゃくど) 2017年9月9日>
(下の駅名画像は、ネットからお借りしました)
自前の画像は、2017年7月27日に撮影したものを使用
ここは南大阪線と支線の御所(ごせ)線の接続駅ですが、支線ホームが無いため、優等列車の待避形態が変わっています。
駅名の由来は当地で赤い土が採れたため「赤土(しゃくど)」と
呼ばれていたものが、後に尺土に変わったんだとか...
構内は島式2面4線のホームを持つ待避可能な橋上駅で、
(左端2番~4番のりば。画像はネットからお借りしました)
特急を含む全列車が停車し、緩急接続を行ます。
構内配線図からお分かりの様に支線専用ホームは無く、
御所線の発着時、南大阪線の優等列車待避が変則的になっていました(場合により、優等列車が待避線ホームに入線)。
4番のりば(待避線)に到着の御所線列車は、お客さんを降ろしそのまま前進
配線図左端の引き上げ線(赤い線の部分)に入ります。
空いた4番のりば(右)にはすぐ特急16600系2連が入線
それが先発した(後撃ち)1分後、
3番のりば(本線)に待避していた準急が出発して行きました。
(何れも南大阪線「大阪阿部野橋」行き)
御所線の列車は出発時刻になると南大阪線を横切り
1番のりば(待避線)に入線し、客扱いを始めます(後撃ち)。
そして僅か2分後には出発し、また南大阪線を横切り御所線に入って行きました(後撃ち)。
次発の「近鉄御所」行きは上と異なり、本線側2番のりば(左)に入りましたが、
これは直前に2番のりばに特急が入線したためです。
待避線の1番のりば(右)の「橿原神宮前」行き準急は、特急と御所線列車を先発させた後、おもむろに出発
この様に緩急接続時、優等列車が必ず本線に入る訳ではないのですが、利用者の方は慣れた様子で乗り込んでいました
次に、配線構造は似ていても運用が異なる「伊勢若松」の例を合わせて載せておきます。
2015年2月13日に近鉄鈴鹿線終点の「平田町」駅を取り上げ
記事の最後で、鈴鹿線が名古屋線と接続する「伊勢若松」駅に少し触れました。
標準軌という点は異なるものの、
2面4線で支線専用ホームが無い構造は同じです。
しかし「尺土」と違い待避線の4番のりば(左)に到着した鈴鹿線列車はそのまま「平田町」へ折り返して行きました。
右手本線の3番のりばの「近鉄名古屋」行き普通(後撃ち)は、当駅にて優等列車待避しなかったと記憶しています。
支線列車の運用が違う理由は分かりませんが「尺土」の場合、前後の待避可能駅が少ないのでダイヤ上、ここで待避が頻発するのでは?と思いました。
昔2面3線だった頃は、今以上にアクロバティックな列車運用が見られたそうで、南大阪線の伝統なんですかね?
なお、それ以前の記事は「過去記事その4~1」に有ります。
(「その3~1」は、2017年9月1日に最終掲載)
9月に近鉄「尺土(しゃくど)」と名鉄「太田川」駅を追加しました。
<太田川 2017年9月25日>
(画像は、2013年8月26日と2017年3月9日に撮影)
2011年(平成23年)に名鉄初の3層高架駅に生まれ変わり、常滑線と河和線の交差支障と、付近の踏切が無くなりました。
駅西側から南方を見た所で、3階の「河和」方面の高架が一見途切れている様に見えるのは、左にカーブしているためです。
振り返って駅舎中央部をパチリ(中程が西口エントランス)
配線は概略こんな感じ(一部省略)で、
常滑線・河和線とも、緩急接続が可能な構造になっていました。
2階部分は(「名鉄名古屋」方から見て)左端から順に1番~4番のりば、そして3番/4番のりばの上が5番/6番のりば。
ホームの南側には、直進する常滑線、左にカーブする河和線(下り)、3階に入るカーブの河和線(上り)が、
反対の北側では、3階から降りてきて常滑線(上り)に合流する配線(矢印)が見えます。
次は3階(「名鉄名古屋」方から見た左5番、右6番のりば)で、
緩急接続が無い場合は、6番のりばに入線していました。
(列車は、「金山」行き普通6800系2連です)
こちらはホーム南端からの眺望で、
偶々、「河和」方面に向かう列車(後撃ち)が見えました。
次は反対の北側で、この先2階へ降りて常滑線に合流します。
3層構造の駅は、以前に(京急)蒲田(2013年9月7日記事)を取り上げましたが、構造的に違うので触れ直す事にしました。
こちらは総3階建ての京急一の巨大駅で、
2線が接続し緩急接続を行う点は「太田川」と同じですが、配線構造は大きく異なります。
1階が駅舎、2階が上り線(品川方面行き)ホーム
3階が下り線(横浜方面行き)ホームになり
1番線/4番のりばは空港線方面、
2番線/5番のりばは緩急接続時、普通列車が退避、
3番線/6番のりばは本線用
「太田川」には存在しない、ここで方向転換する第3の運転系統(黄色の線)が有るため、
この様な形にならざるを得なかったのでは、と本稿を書きながら思いました。
「品川」方末端から見た3番のりば(右)で、ここから普通列車に乗り換えるには18m×12両分歩かなければならず、
(前後の緩急接続駅「(京急)川崎」「平和島」乗り換えが正解)
左手1番のりばの羽田空港行きの列車(8両編成)に乗り換える場合も、4両分歩くことに...
最後は恒例の、1番のりばから順に発着列車の羅列です。
<1番のりば>
河和線「河和」行き普通6000系4連
回送の3100系2連(後撃ち)
<2番のりば>
常滑線「常滑」行き普通3500系4連
河和線「河和」行き急行6500系4連の後撃ち
以下2枚は3番のりば側から撮った後撃ちですが、柱が有ってスッキリ撮れません
常滑線経由空港線直通「中部国際空港」行き特急2200系6連
河和線経由知多新線直通「内海」行き急行5000系4連
<3番のりば>
常滑線経由名古屋本線直通「名鉄岐阜」行き特急2200系6連
常滑線/名古屋本線/犬山線経由広見線直通「新可児」行き準急6500系4連
<4番のりば>
当駅止まりの3100系2連
<5番のりば>
河和線(上り)の待避列車が入る様ですが、管理人が訪問した平日の13時台は見られませんでした。
<6番のりば>
常滑線/名古屋本線経由犬山線直通「新鵜沼」行き急行の5000系4連
常滑線経由名古屋本線直通「金山」行き普通6500系4連の
後撃ち
最後は、6番のりばに到着する常滑線経由名古屋本線直通
「名鉄名古屋」行き特急5700系4連の動画です。
<尺土(しゃくど) 2017年9月9日>
(下の駅名画像は、ネットからお借りしました)
自前の画像は、2017年7月27日に撮影したものを使用
ここは南大阪線と支線の御所(ごせ)線の接続駅ですが、支線ホームが無いため、優等列車の待避形態が変わっています。
駅名の由来は当地で赤い土が採れたため「赤土(しゃくど)」と
呼ばれていたものが、後に尺土に変わったんだとか...
構内は島式2面4線のホームを持つ待避可能な橋上駅で、
(左端2番~4番のりば。画像はネットからお借りしました)
特急を含む全列車が停車し、緩急接続を行ます。
構内配線図からお分かりの様に支線専用ホームは無く、
御所線の発着時、南大阪線の優等列車待避が変則的になっていました(場合により、優等列車が待避線ホームに入線)。
4番のりば(待避線)に到着の御所線列車は、お客さんを降ろしそのまま前進
配線図左端の引き上げ線(赤い線の部分)に入ります。
空いた4番のりば(右)にはすぐ特急16600系2連が入線
それが先発した(後撃ち)1分後、
3番のりば(本線)に待避していた準急が出発して行きました。
(何れも南大阪線「大阪阿部野橋」行き)
御所線の列車は出発時刻になると南大阪線を横切り
1番のりば(待避線)に入線し、客扱いを始めます(後撃ち)。
そして僅か2分後には出発し、また南大阪線を横切り御所線に入って行きました(後撃ち)。
次発の「近鉄御所」行きは上と異なり、本線側2番のりば(左)に入りましたが、
これは直前に2番のりばに特急が入線したためです。
待避線の1番のりば(右)の「橿原神宮前」行き準急は、特急と御所線列車を先発させた後、おもむろに出発
この様に緩急接続時、優等列車が必ず本線に入る訳ではないのですが、利用者の方は慣れた様子で乗り込んでいました
次に、配線構造は似ていても運用が異なる「伊勢若松」の例を合わせて載せておきます。
2015年2月13日に近鉄鈴鹿線終点の「平田町」駅を取り上げ
記事の最後で、鈴鹿線が名古屋線と接続する「伊勢若松」駅に少し触れました。
標準軌という点は異なるものの、
2面4線で支線専用ホームが無い構造は同じです。
しかし「尺土」と違い待避線の4番のりば(左)に到着した鈴鹿線列車はそのまま「平田町」へ折り返して行きました。
右手本線の3番のりばの「近鉄名古屋」行き普通(後撃ち)は、当駅にて優等列車待避しなかったと記憶しています。
支線列車の運用が違う理由は分かりませんが「尺土」の場合、前後の待避可能駅が少ないのでダイヤ上、ここで待避が頻発するのでは?と思いました。
昔2面3線だった頃は、今以上にアクロバティックな列車運用が見られたそうで、南大阪線の伝統なんですかね?
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